パイプツールで階段の手すりを作成する
VIPアドオンツールをインストールすると、図のように「パイプ…」メニューが追加されます。
このパイプツールを使用した階段の手すりの作例をご紹介します。今回は、図のような階段を用意しました。
まず、手すりの折れ点の位置を考えながら、基準線をポリラインツールで作成しておきます。
パイプツールを起動し、図のように設定を行います。
- 断面形状は「円形」・断面サイズは「50mm」
- エルボ形状は「折れ角」・吸引オプションは「下にある面から」
- 高度は「900mm」
今回の設定では、入力されているスラブや階段などの面を確認して、その高度+900mmの位置にパイプの折れ点が設定されます。
パイプ設定パレットの「作成」ボタンを押して、外側の手すり基準線の頂点を順番にクリックしていきます。最後のポイントまでクリックしたら、右クリックして「キャンセル」を選択すれば作成が終了します。同様に内側も作成します。
3Dウインドウで確認すると、上階の折れ点の高度が間違っています。これは、上階スラブはパイプを入力したフロアではなく、ひとつ上のフロアに入力しているためです。
このような場合は、パイプの折れ点を編集して対応します。
図の赤丸部分のホットスポットは高度の変更が可能です。
正しい高度に変更します。
変更結果です。
複数階に連続する手すりを作成する場合は、水平部分で繋ぐようにすると良いでしょう。