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[鉄骨ALC造]ALCパネル割付をモデルと図面へ連動させる方法

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ALCパネルの割付を考える時、モデルと図面の両方に連動して表現出来れば作業が
非常に効率化されるのではないでしょうか。
実務での考え方に沿った目地の検討が可能になります。

今回はALC縦壁ロッキング工法の外壁モデルを例に、各図面への表現方法をお教えします。
ビルディングマテリアルの交差の優先度を利用することがポイントです。

 

①ALCの外壁を壁ツールで入力します。各フロアで分割せず1枚の壁として入力します。1FLでの入力時に壁上部を「最高高さ」とリンクさせ、平面図と断面図パネルの平面図表示の表示フロアを「関連フロア全て」に変更します。

壁のビルディングマテリアルは「BM-10 ALCパネル」(交差の優先度740)とします。

[構造と表現]では「*ALC(600)目地無し」を選択します。

これは平面図と断面図でALCの切断面の表記が@600になるように作成しています。設定は下図を参考にして下さい。(コンクリート-軽量2を複製して作成しています)

②目地(空洞部分)を様々な目地幅に対応出来るよう、断面形状で作成します。
ビルディングマテリアルはBM-66一般(交差の優先度999)を使います。
ALCパネルより交差の優先度を高くしておきます。モデルと立面図の表示では入力した目地を非表示にしますので隙間が発生します。隙間を埋めるためにシール部材を別に断面形状で作成します。作り方は下図を参考にして下さい。

断面形状の登録は下記の4種類になります。
それぞれの使用項目を 縦部材は「柱」、横部材は「梁」で登録します。

③1FLを表示し、柱ツールで縦方向の目地を入力します。
登録した断面形状「*ALC目地(縦)」の幅を0.1㎜の設定にし、ALCパネルの割付をします。伸縮目地は幅20㎜の設定で入力します。レイヤは「*目地(縦)」とします。
伸縮目地は同じ位置に「*ALC目地(縦)シール」も入力します。レイヤは「*目地(縦)シール」とします。
(※目地とシールはレイヤを分けておきます)

④断面図で高さ方向のALCパネルの割付をし、梁ツールでモデルに横目地を入力します。
断面形状は「*ALC目地(横)」を選択し、レイヤは「*目地(横)」とします。
(※横目地はフロアごとに入力します)

同様に横目地のシールも入力します。
断面形状は「*ALC目地(横)シール」を選択し、レイヤは「*目地(横)シール」とします。

⑤モデルを確認します。
「*目地(横)」「*目地(縦)」レイヤを非表示にし、
「*目地(横)シール」「*目地(縦)シール」レイヤを表示にします。
非表示の目地部分は交差の優先度がALCパネルより高いため、ALCパネルは欠損した状態で表示されます。

⑥同じレイヤの状態で立面図を見ると、欠損した目地部が輪郭線となり、ALCパネルに目地のラインが表示されます。この方法なら窓と干渉する目地は非表示なので影響を及ぼさず、開口部ごとに目地をカットする必要がありません。

各図面のレイヤセットの表示は下図を参考にして下さい。
「*目地(横)シール」「*目地(縦)シール」レイヤの包絡グループは番号を変更し、シールだけで包絡が完結するようにします。

 


壁終端を簡単に入力する方法

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壁終端を作成する場合、壁終端ツールimage001で作成する方が多いと思います

 

例えば、間仕切り壁でPB12.5+LGS45+ PB12.5の壁終端をPB12.5のボードで巻きたい場合、壁終端ツールの「壁終端1」ではツールの仕様により下記の様に表示されます。

image004
線が出なかったり、いらない線が出たりするので、塗りつぶしで消したり線を追加するなどして、図面表現をされた方も多いのではないでしょうか?

そこで、もっと簡単に壁終端を入力する方法として柱ツールを利用して入力する方法をご紹介します。

柱を下記のようにボードの厚み×壁厚のサイズで作成します。

2018-08-02_10h33_14

そして、壁の端部に柱をくっつけると自動的にPBで巻いた表現になります。

壁と柱の高さを合わせる必要はありますが、図面表現もそれほど難しくなく表現できます。

(壁終端ツールと違って、壁長さをボードの厚み分短くする必要があります)

image009image012
ぜひ一度お試しください複数の仕上げで巻く場合も複合構造の材質と同じ材質の断面形状の柱を作成すれば問題なく包絡してくれます。

 


平面図の表示設定

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1.平面図表示

平面図の3D組み立て要素(壁、カーテンウォール、柱、梁、および屋根)は要素毎に平面図の表示設定ができます。

壁の平面図表示設定

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表示設定の概念と各表現

垂直な基本構造や複合構造では違いがわかりずらいですが、傾斜角度を付けたり、断面形状で表示すると表現の違いが理解しやすいと思います。

切断面とは仮想の面に沿って水平に切断したような表示です。初期値ではフロア高さ+1100で設定されています。

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2.表示フロア

組み立て要素の表示をフロア別に制御できます。要素が存在する[関連フロア全て]か、[配置フロアのみ]のいずれかを選択します。壁は初期値では配置フロアのみとなっています。

壁の表示フロア設定

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例)2Fバルコニー腰壁(下階垂れ壁表現)の設定例

2Fで壁の設定を行い、壁を入力します。

表示フロア:関連フロア全て

壁上部:リンク無し

高さ+1400、下部-400

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2Fの壁表示は切断面より下なので輪郭線表示となります。

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1Fの壁表示は切断面より上なので上部線表示となります。

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屋根による要素編集

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【屋根による要素編集】

◆屋根を使用するモデルの加工には大きく「クロップ」「切り取り」「ソリッド編集」の3種類の方法があります。
今回はそれぞれの特徴をご紹介したいと思います。

◆検証モデル

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まずこのように各ツールで作られた壁の様なモデルを作成し、それらを貫通するように屋根を配置してあります。
ビルディングマテリアルは共通で優先度997とし、材質上書きにより色分けしてあります。
では3種類の方法で加工を行ってみたいと思います。

◆クロップ

1.全ての要素を選択しコンテキストメニュー(右クリック)から「単一平面屋根までクロップ」→「要素上部をクロップ」→「クロップ」として実行します。

2.ゾーンについては同様に「ゾーンをクロップ」というのがありますので、そちらで行います。

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3.クロップ後のモデルです。要素によってクロップできるものと、できないものがあることがわかります。

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4.クロップされた要素については全て屋根の下面で切り取られます。

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5.カーテンウォール(以下CW)についてはクロップの時のみ境界フレームが作成されます。

 

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6.クロップを解除するには要素を選択しコンテキストメニューから「全てのクロップを元に戻す」で行います。

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7.CWには「全てのクロップを元に戻す」機能がありません。
これはクロップされたCWが屋根によって切り取られたのではなく、CWのスキーム境界を編集することでモデルを加工しているためです。
そのためCWを元に戻すには3Dの「CW編集」でスキームを編集する必要があります。

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◆切り取り

1.全ての要素を選択しコンテキストメニューから「接続」→「屋根/シェルで要素を切り取り」→「切り取り」として実行します。

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2.切り取り後のモデルです。全ての要素が切り取られていますが、屋根の輪郭範囲で切り取られています。

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3.これには屋根/シェル特有の「切り取りボディ」が関係しています。
メニューから「表示」→「表示オプション」→「切り取りボディ」として確認してみます。

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屋根の輪郭の下部に半透明の赤い「切り取りボディ」が表示されます。
この範囲内で要素が切り取られるということになります。

※「切り取りボディ」は屋根/シェルの設定ダイアログで範囲を変更できます。

4.他に「切り取り」の特徴としてはビルディングマテリアルによる「交差の優先度」があります。
先ほどの画像でもすでに屋根の上面までいくつかの要素が達しているのがわかりますが、ここで屋根の優先度を上げてみます。

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すると屋根の上面には他の要素が表示されなくなりました。
このように「切り取り」ではビルディングマテリアルが影響していることがわかります。

5.これらの「切り取り」を解除するには要素を選択し、表示される「接続アイコン」をクリックして、更に表示される要素IDの右側にある「×」をクリックします。

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◆ソリッド編集

1.加工したい全ての要素を選択しコンテキストメニューから「接続」→「ソリッド編集」としてパレットを開き、それらをターゲット、屋根をオペレータとして「上方向へ減算」として実行します。

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2.ソリッド編集後のモデルです。全ての要素が屋根の下面から上方向へ減算されています。

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※屋根のビルディングマテリアルを変更しても「交差の優先度」の影響はありません。

◆屋根の変更

最後に要素の加工後に屋根の変更を行った場合の影響についてご紹介したいと思います。
ご紹介した3種類の加工後に屋根の位置を変更してみます。

1.「クロップ」は屋根がどこに移動してもクロップされた要素にはまったく影響がありません。
これはクロップ後の屋根と他の要素の連動性が無いことを意味します。よって、屋根を削除しても残された要素はクロップされた形状を維持します。

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2.「切り取り」では屋根の移動とともに「切り取りボディ」も移動するので切り取られる範囲が変わります。
これは切り取り後の屋根と他の要素に連動性があることを意味します。

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3.「ソリッド編集」も同様に加工後はターゲットとオペレータには連動性がありますが、切り取りボディの様な範囲の制限がありません。
双方の連動性は要素が離れていても接続を解除しないかぎり続き、交差すると選択された操作を実行します。

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◆長くなってしまいましたが、ご紹介した特徴を理解しているかどうかでモデリングの効率や、図面の詳細化にも影響が出るかと思います。
各要素やフェーズ、図面ごとに適切な加工を心がけましょう。


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