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[断面形状のカスタム形状変更]を利用して、厚みに可変性のある複合の壁を作ってみよう

ARCHICAD 22の新機能[断面形状のカスタム形状変更]は、複合構造の各層の壁厚を可変させることが可能です。複合構造の壁で実施設計を進めていくと、同じ材質の組み合わせの壁でもいろいろなバリエーションが必要になります。今までは各層の厚みが変われば、新たに複合構造を作成し、別の名前での登録が必要でした。これを[断面形状]の編集の中でパラメトリックエッジを定義することにより、1つの登録で形状変更することが可能になり、作業効率が大幅に改善されました。

では、下記の複合構造の壁「壁:PB12.5(LGS45)」を使って厚みの変更が可能な壁を作成してみましょう。(ARCHICAD22テンプレートで登録されているものです)

まず、図面内に配置した 「壁:PB12.5(LGS45)」 を選択した状態で

[オプション]>[断面形状]>[断面形状マネージャー] ダイアログボックスを開きます。

[取得]ボタンをクリックすると断面形状を編集するためのタブが作成され、作業ウィンドウが切り替わります。

[保存]ボタンをクリックし、「壁:PB12.5(LGS45)(形状変更)」と名前を付けます。

 [形状変更]パネルの③をクリックし[新しい断面形状の形状変更]ダイアログで

「仕上厚A」という名前を付けます。

[形状変更]パネルの[オフセットの寸法を追加]ボタンをクリックします。

⑤オフセットする辺をクリックします。

⑥カーソルをドラッグします。

(形状変更のパラメータ名が表示されますので、その寸法線をドラッグします)

⑦基準となる位置のポイントまでカーソルをドラッグし、クリックして円を表示させます。

⑧寸法の起点と方向が表示されますので記号を配置したい位置でクリックします。

反対側の仕上も同様に③から⑧の操作を行い「仕上厚B」を作成します。

躯体のLGSの寸法は、「公称幅」の値(全厚)が変化すると「幅ストレッチ」の指定範囲によりこの部分の厚みだけが変化します。これで3層の壁厚全てが変更可能な状態になります。最後に [保存] し [適用] をクリックします。

では、実際に厚みを変更してみましょう。

登録した断面形状の壁を選択し [選択した壁の設定] ダイアログを表示します。

[断面形状のオフセット形状変更] パネルの中に「仕上厚A」「仕上厚B」が登録され、厚みの数値が入力可能になっています。厚みを「ゼロ」とすることも可能ですので片面仕上げのパターンも可能です。