ArchiCADの要素オブジェクトは数多くのパラメータを持っており、それを利用していろいろな数値を一覧表にすることができます。
今回は壁に関してご紹介します。
まずは簡単に壁の表面積を材質ごとに取り出してみます。
- ナビゲータ＞一覧表を選択して右クリックメニューを表示します。メニューから「新規一覧表…」を選択します。
- 壁の種別ごとに表面積を取る場合、「項目」では「組み立て要素」を選択します。
- 組み立て要素・・・壁、 柱、梁、屋根、シェル、スラブ、メッシュ、ゾーン、カーテンウォール、モルフなどの建築部材に相当する仮想の要素です。
- 構成要素・・・複合構造や断面形状などの複合要素を構成する要素
- 「基本／壁材質表面積」では「要素タイプ、等しい、壁」を設定します。
「フィールド／○○」では取りたいパラメータを左ウィンドウの「使用可能なパラメータ」から選択し左ウィンドウ下の「追加」をクリックして、右ウィンドウ「一覧表フィールド」に追加します。
そうすると、下図のように複合構造に設定している壁一つの外面正味表面積が表示されます。
次に、壁に複合構造を設定した場合、層ごとの表面積も取り出してみます。
- 壁の層の種別ごとの表面積を取る場合、「項目」では「構成要素」を選択します。
- 「基本／壁材質表面積」では3と同じように設定します。
「フィールド／○○」では先ほどとは別のパラメータが追加されているのが分かります。
ここで、ビルディングマテリアルや複合構造などの情報を取り出すことができます。
取りたいパラメータを左ウィンドウの「使用可能なパラメータ」から選択し左ウィンドウ下の「追加」をクリックして、右ウィンドウ「一覧表フィールド」に追加します。
下図のようにビルディングマテリアルの「名前」と「外部正味表面積」のパラメータを追加することで、複合構造に設定された層ごとの外面正味表面積が表示されます。
いろいろなパラメータを活用してみてください！
