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断面詳細図を意識した床材の作り方

断面詳細図を意識した床材の作り方 「オブジェクトが一体になってしまうのを、避けるには」 たとえば、下のような無垢材フローリングなどのオブジェクトをつくり、連続コピーして床をつくる場合です。単純に1つのオブジェクトを連続コピーして並べてしてしまうと、断面図を切り出した時に、隣り合うオブジェクト同志がくっついてしまい、大きな1枚の板として表現されてしまいます。1枚1枚のフローリングの断面形状が表されない、という問題が生じるのです。

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(↑よくみると、床板の凹み目地があります。)
1枚1枚の断面形状が別れるように切り出すには、オブジェクトを作るときに、隣り合う部品ごとに違う名前で「切断塗りつぶし」の設定をしなくてはなりません。同じ塗りつぶし模様でも、名前さえ違えば別の塗りつぶしになります。 たとえば、切断塗りつぶし「無(7)」の隣は、切断塗りつぶし「無(8)」というように、異なる名前を交互につけておけば、名前ごとに断面形状が別れます。あらかじめ、切断塗りつぶし「無」について、(1)~(10)位まで名前をつけて登録しておくと、さまざまな方向に複雑に隣りあう場合などでも十分対応できます。 flooring_004
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多少不便にも感じるかと思いますが、ArchiCADは、「組み合わせてつくったものが自動で一体になる」という便利を重視しているからに他なりません。(両立は難しいのですね。) オブジェクト集団ごとに、「組合せ一体」か「分離別体」が選べると、より便利かと思います。バージョンアップ時の提案リクエストとさせていただきます。

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